日本にあるモスクなどで２人のイスラム教徒である証人の前で信仰告白をするとイスラム教徒となり、モスクなどのイスラム機関から入信証明書を取得できます。

イスラム教徒であるマレーシア人と結婚する場合、日本人もイスラム教徒であることが求められるので、事前に入信を済ませておかないと結婚ができません。

モスクにより必要書類等が異なりますので、まずは電話やメールで問い合わせてみましょう。

多くの場合、モスクの側で２人の証人を用意してくれますし、必要書類も写真やパスポートくらいなものです。

イスラム入信証明書が必要ない場合、自分で信仰告白するだけでイスラム教徒になれるとされているので、上記手続きはあくまでも入信証明書が必要な場合の手続きです。

したがって、（本来、自分一人でできることなので）面倒なことは基本的にありません。

マレーシアのイスラム教徒は法律で、女性は当事者の同意だけでは結婚することができず、後見人（多くは父）の同意が必要であるとされています。

マレーシア人が女性である場合はマレーシア人が、日本人が女性である場合には日本人が取得します。

十分な理由なく後見人が同意をしない場合には、シャリーア裁判所の裁判官がこれに代わる同意を与えることができるものとされています。

イスラム教徒のマレーシア人が国外で結婚する場合には結婚許可書が必要とされています

必要書類

〇日本人側の書類

・パスポート原本

・戸籍謄本（３か月以内）

・住民票の原本（３か月以内）

・イスラム教入信カード　※ステップ１で入手

・父又は後見人の結婚同意書（女性のみ）　※ステップ２で入手

〇マレーシア人側の書類

・パスポート原本

・マレーシア本国の身分証明書IC

・マレーシア本国の出生証明書

・海外結婚許可書　※ステップ３で入手

・父又は後見人の結婚同意書（女性のみ）　※ステップ２で入手

婚姻が成立すると、婚姻届受理証明書や婚姻届記載事項証明書が取得できるようになります。