イスラム教徒でないマレーシア人とマレーシアで結婚する手続き
マレーシアでムスリムでないマレーシア人と結婚するためには、様々な役所に出かける必要があります。
東京のアルファサポート行政書士事務所がわかりやすくご説明します。
STEP1: 在マレーシア日本国大使館で婚姻要件具備証明書を取得する
在マレーシア日本国大使館・領事館にて日本人が婚姻要件具備証明書を入手します。よその在外公館は即日交付のところもありますが、在マレーシア日本国大使館は即日に交付してくれませんのでスケジューリングにご注意ください。公式なアナウンスでは、4営業日かかるそうです。
【必要書類】
・証明発給申請書
・日本国旅券
・戸籍謄本(3ヶ月以内に発行された可能な限り新しいもの)
・マレーシア人のIC(身分証明書)
【所要日数】
申請日を含め4業務日
STEP2: マレーシア外務省(Wisma Putra)で婚姻要件具備証明書に認証を得る
確かに在マレーシア日本大使館が発行した婚姻要件具備証明書であるということ(ニセモノではないこと)を、マレーシア政府が確認する作業です。
【必要書類】
・婚姻要件具備証明書
・マレーシア人のIC
・日本人のパスポート
STEP3: マレーシア入国管理局で日本人のビザの確認書を取得する
マレーシアの入国管理局で日本人のパスポートに貼付されたビザの確認書を取得する。
不法滞在、不法入国者でないことの確認と思われます。
【備考】
・即日交付
・無料
STEP4: 国家登録省(JPN)へ出向く(1回目)
国家登録省(JPN:JABATAN PENDAFTARAN NEGARA)へ出向き、下記の書類を提出します。
国家登録証はマレーシア語での省略名称はJPNです。英語表記ではNational Registration Department なのでNRDと略されることもありますが同じ役所です。
JPNの概要
National Registration Department
No. 20 Persiaran Perdana
Presint 2
Pusat Pentadbiran Kerajaan Persekutuan
62551 W.P. Putrajaya
Tel: 60-3-8000 8000
Kuala Lumpur office: 60-3-6201 1106, 60-3-6201 7600
Fax: 60-3-8880 8288
JPNへの提出書類
1.結婚申請書
2.パスポート原本とパスポートのコピー
3.結婚当事者それぞれのカラー証明写真(32mm x 38mm)
4.日本人の婚姻要件具備証明書 ※STEP2でWisma Putra による認証済みのもの
5.日本人のビザを確認するマレーシア移民局からの書面 ※STEP3で入手
JPNへ提出する結婚申請書
JPNへ結婚登録する際のチェックリスト
STEP5: 国家登録省(JPN)へ出向く(2回目)
2回目の訪問は、最初の訪問から21日以降で申請日から6ヶ月以内に行わなければなりません。 この待機期間の後、公式の結婚式を執り行うことができます。
この21日というのは、結婚の公示期間です。
2人の証人(21歳以上)が、結婚を完了させるために、結婚当事者と共にJPNに出向く必要があります。全員正装の必要があります。
2人の証人は、身分証明書(パスポートまたはマレーシアのMyKad)原本を提示する必要があります。 結婚式が終わると直ちに結婚証明書が発行されます。
結婚証明書の代金は、現金で30リンギットです。
STEP6: 在マレーシア日本国大使館に婚姻の成立を報告
日本人が日本に帰国後、市区町村役場に対して結婚の報告的届出を行うことが多いですが、ここでは在マレーシア大使館に報告する場合を確認しましょう。
【必要書類】
婚姻届 2通
日本人の戸籍謄本(発行日から6カ月以内)2通
婚姻証明書 原本提示、コピー2通
婚姻証明書の日本語訳 2通
マレーシア人の出生証明書 原本提示、コピー2通
出生証明書の日本語訳 2通
マレーシア人の身分証明書 原本提示、コピー2通
身分証明書の日本語訳 2通
ステップ7 日本の配偶者ビザを申請する
お相手のマレーシア人と今後日本で結婚生活を送る場合には、日本の配偶者ビザが必要です。
配偶者ビザの取得は結婚手続きよりも難度が高いです。
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